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°+° 火災通報装置の電話番号 °+°

みなさま。こんにちは(*´罒`*)

 

今回は次のようなご相談をいただきました(・◇・。)

 

火災通報装置で使用している電話回線を誤って解約してしまったけど…どうすればいいでしょう?

再度契約し直せばいいですか??(´・ω・`)

 

 

 

まず火災通報装置とは

この装置の起動ボタンを押すと消防署へ電話発信し、装置に内蔵された音声アナウンスで自動的に建物の名称や住所、電話番号などの情報を連絡してくれます。

(建物によっては自動火災報知設備と連動起動の場合もあります。)

(火災通報装置のことをよく知りたい方は下記のブログをご覧ください。)

*火災通報装置音声ロム*

 

 

電話回線を解約してしまうと、装置は起動しても消防署へはもちろん繋がりません(`・ω・)×

 

 

 

 

 

この解決策なのですが、条件さえ満たしていれば、再度契約し直すだけでよいのですが、

この条件を満たしていない場合には面倒なことになることもあります。

 

この条件になるチェックポイントが次になります。

① 使用していた電話回線がアナログ回線で、今後もアナログ回線を使用

② 音声アナウンスされる電話番号は施設の代表電話番号など契約中の番号

③ 通報装置が製造から10年以上経過

 

もっとも簡単に済むのが①と②が該当する場合です。

アナログ電話回線の再契約で以前と同じように使用することができます。

 

これ以外は厄介ですεεεε (っ*´Д`)っ

いくつかパターンを考えると

① が該当しない場合はアナログ回線ではなく、光電話やIP電話をすることが考えられます。この場合には通報装置に

「平成28年4月改正告示適合品」の表記がなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに表記があってもONU等の回線終端装置に停電時バックアップ用予備電源を設置する追加工事が必要となります。

 

 

②が該当しない場合は装置内蔵の音声アナウンスが解約した電話番号であることが考えられます。

通常、電話回線を再契約すると解約時に使用していた電話番号には戻すことはできません。

よって、アナウンス内には、この戻すことのできない電話番号が録音されていますので、

新しく取得した電話番号にアナウンス内容を録音しし直すことになります。

これには通報装置に組み込まれている「音声ロム」と呼ばれるアナウンスメッセージが録音された部品を交換することが必要となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、この交換がすべての通報装置にできるわけではありません。

ここで重要になるのがチェックポイント③となります。

何でもそうですが、ある程度の時間がたてばメーカーは部品の生産が中止となります。

通報装置が製造から10年以上経過していたら、交換する部品が用意できない可能性があります。

 

 

ちなみ今回のお客様の場合がまさにこのパターンでした。

通報装置が2000年製造品でメーカーに問い合わせたところ、部品(音声ロム)は生産中止の返答でした。

 

では、結局どう解決したか…ですが

部品を現在生産している製品に変えるには、これを組み込む通報装置も変えなければならないため、

装置一式をリニューアルするしかありませんでした。

(電話回線さえ使用できていれば、まったく異常がないだけにもったいない…)

 

冒頭の契約を解除してしまったきっかけは見慣れない電話番号(通報装置で使用)の使用請求があることに気が付いたことでした。

「まぁいっか」でよく確認せずに解約してみたら、実は火災通報装置で使用していたことがあとから発覚したとのことです。

 

リニューアルとなれば数万円で工事ができるわけではありません。

ちょっとしたことで、大きな出費につながってしまいましたρ(・・、)

 

 

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