みなさま。こんにちは(✿●‿●。)ノ
6月17日に韓国の大手通販企業「クーパン」の物流センターで起きた火災ニュースをご存知でしょうか??
この火災は物流センターの地下2階にて火災発生後、鎮火までに6日間かかり、
消防士1名が死亡するという火災事故です。
この火災の原因は陳列棚上部の扇風機のためのタコ足配線による発火とされており、火災発生時の防犯カメラによる映像の公開もされていますヾ(・ω・`;)ノ
この火災の拡大要因とされているのが、スプリンクラーの作動が10分程度遅れたこととされています💦
なぜスプリンクラーの作動が遅れたのでしょうか??
この施設では「誤作動」による火災警報が頻発していたようで、火災発生時も警報鳴動時に防災室職員が
現場の確認をせずに、「誤作動」と判断し、火災警報器を何度も切り、防災システムを初期化してしまったことで
スプリンクラーの作動が遅れたようです。
何度も起こる誤作動に対して「クーパン」は特に対策等はしていなかったとの記事もありました・・・
実際に煙を目にして最初に施設管理者に通報した従業員も、
はじめは誤作動だと思い込んで仕事を続けていたと証言しています(>_<)
誤作動の原因も早めの調査等を行っていれば状況は変わっていたかもしれません。
個人の感想ですが、消防設備に携わる人間は日常的に火災の警報音を聞きなれてしまっています。
誤作動が頻発していたことから、おそらく警報音が鳴った際に『火災』か『誤報』かをしっかりと現場で確認するべきところを怠ってしまい、いつもの『誤報』だと思ってしまったのでしょう(xωx`)
しかし、これは他人事ではありません・・・!!!
先日、マンションの点検を行っていた際に、近隣のマンションから
「火事です。火事です。安全を確認のうえ避難してください」という
共同住宅用の自動火災設備の聴きなれた音声が聞こえてきました!!
その際わたしは、「おっっ。近くのマンションでも点検をしているんだなぁ。奇遇だなぁ。どこの業者さんかなぁ。」と安易な思いでいました。
「火事かもしれない」という考えがすっぽり抜けてしまっていたのですΣ(・ω・ノ)ノ!
実際に火災等ではなかったのでよかったのですが、慣れというのは怖いものですね・・・
先ほど紹介した韓国での火災の事例もそんな慣れがあったのでしょうね。
消防設備、特に自動火災報知設備は火災時に1秒でも早く火災発生を知らせ、避難、消火活動ができるようにするための設備だということを忘れてはいけませんね。
何のための火災報知器、消防設備なのか、基本に戻り、人命を第一に点検業務をしていきたいと改めて考えさせられる事例でした(9`・ω・)9
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